周る 日々同じタスク 誰の 為でもなく 青く 反射する窓から 雲の 隙間を見ていた それはほんの些細な出来事だった 星空が暗く輝いていたんだ 電脳カビが生えてくる 街中の灯りが枯れていく 電脳カビが増えていく 信号が黒に変わる 電脳カビに侵される 街中の人影崩れてく 電脳カビに汚される ビルが塗りつぶされる それはほんの些細な出来事だった 月が齧られるように消えたんだ 電脳カビが紛れ込む 直ちに影響ないのだと 電脳カビが路地を這う 気に留めやしなかった 電脳カビに壊される 僕達の思考回路も 電脳カビに殺される 僕達の声も言葉も 電脳カビに壊さレル 僕達の思考回路モ 電脳カビに殺サレる 僕達ノ声も言葉モ