遥か 彼方 遠く 覚えた 愛し 君の 響き 懐かしむ 白く 冷たくなり わたしは 辛く 君のことを 思い出す 何千何万 時をこえ 古往今来 幽々明々 君を待つ わたしは此処に 薄紅に染む 春告げ花よ 今宵も一人 また雫に濡る 仮面の月が わたしを照らす もう逢うことはないでしょう 儚き夢の記憶 決して 明けることのない夜に 月は 貴方も照らすでしょうか 重みなき わたしは揺蕩い 零す 雫さえも尽き果てて 薄紅に染む 春告げ花よ 今宵も一人 古き夢を見る 仮面の月が わたしを照らす もう逢うことはないでしょう 愛しき君の記憶 わたしの好きな この木のもとで 二人誓った 永遠の想い人 薄紅に わたしも染まる もう咲くことはないでしょう 叶わぬ恋の記憶 桜はいつ咲くのか