夏の暑い日 公園に集まる子供達 鬼ごっこする奴は この指とまれ 鬼さんこっちだよ ほら手の鳴るほうへ 逃げる子供の声がする 汗が流れ 時も流れ やがて日が暮れる 走っても 走っても 終わりが見えない 鬼さんこっちだよ ほら手の鳴るほうへ 焦る子供の声がする 「おい、待てよ  こら、止まれ  でも、逃げきらないと  ほら、食べちゃうぞ」 鬼さんこっちだよ ほら手の鳴る方へ 叫ぶ子供の声がする 走る力は もう僕にはなくて とうとう鬼に捕まった