ナッシュビルチューニング

ナッシュビルチューニング(Nashville tuning)とは,ギターの3弦から6弦を1オクターブ高くチューニングすること。もちろん通常のギター弦を使用しても無理で,12弦ギターの高音用の3弦から6弦を使用するとよい。

ナッシュビルは,テネシー(Tennessee)州の州都で,アメリカではカントリー・ミュージックの町として知られている。ナッシュビルサウンドというとナッシュビルから産み出されるカントリーミュージックのこと。

アルペジオが高音のキラキラした響きになり,ギタリストの石川鷹彦氏がよく使っている。有名なのは,風バージョンの「22才の別れ」のギターで,スリーフィンガーの分散和音が高音の独特の響きになっている。かぐや姫バージョンの「22才の別れは」通常のギターでやっている。

12弦ギターは3弦から6弦は通常の弦と同時に1オクターブ高い弦を張り,1弦と2弦は同じ弦を2本張って,12弦としている。1弦と2弦のチューニングは同じなのだが,少しだけずらすと,微妙な唸りが発生して,独特のコーラス効果が出る。