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2017年9月24日に厚木市依知南公民館で紙飛行機教室をやりました。
ロール、ピッチ、ヨーという3軸制御で、飛行機の飛び方がどのように変わるかを、紙飛行機の制作を通して、学んでもらいました。
作りを変えると、動きが変わるというインタラクションは、モノづくりの基本です。特に空を飛ぶ飛行機は、ちょっとした作りの違いが、飛行に大きく影響すること制作体験を通して学んでもらいました。
作った飛行機は、デルタ飛行機、三角フライヤー、トリックスターの3種類です。
デルタ飛行機は、細長い形で、スピードがあり、まっすぐ飛ぶタイプ。三角フライヤーは、胴体の長さに対して、広い面積の翼をもち、長い飛行時間でゆっくりと飛ぶタイプ。トリックスターは、中外り、旋回など、曲芸飛行をすつタイプ。それぞれ特徴があり、飛び方の違いが興味深いです。
参加者は小学生から大人まで幅広い年齢層でしたが、大人も子どもも、飛行機づくりと飛行実験の試行錯誤に熱中していました。
ロール、ピッチ、ヨーという3軸制御で、飛行機の飛び方がどのように変わるかを、紙飛行機の制作を通して、学んでもらいました。
作りを変えると、動きが変わるというインタラクションは、モノづくりの基本です。特に空を飛ぶ飛行機は、ちょっとした作りの違いが、飛行に大きく影響すること制作体験を通して学んでもらいました。
作った飛行機は、デルタ飛行機、三角フライヤー、トリックスターの3種類です。
デルタ飛行機は、細長い形で、スピードがあり、まっすぐ飛ぶタイプ。三角フライヤーは、胴体の長さに対して、広い面積の翼をもち、長い飛行時間でゆっくりと飛ぶタイプ。トリックスターは、中外り、旋回など、曲芸飛行をすつタイプ。それぞれ特徴があり、飛び方の違いが興味深いです。
参加者は小学生から大人まで幅広い年齢層でしたが、大人も子どもも、飛行機づくりと飛行実験の試行錯誤に熱中していました。
8/13(日)に中野キャンパスでオープンキャンパスが開催されます。
例年、サウンド関連の体験授業が行われるのですが、今回は、初めて中野キャンパスのサウンドラボでProToolsを使ったデジタル録音体験を授業で行います。
ProToolsはプロの現場でよく使われているDAWで、高品質のデジタル録音とオーディオ加工が行えます。厚木キャンパスのサウンドスタジオにもPro Toolsの設備が備わっており、厚木キャンパスのオープンキャンパスで、何度か体験授業で使っていました。今回は、初めて中野キャンパスのサウンドラボでProToolsの体験をしてもらいます。
授業名 デジタル録音入門
場所 2号館1階サウンドラボ
時間 14:00~15:30
内容 サウンドラボで、デジタル録音の基礎を体験してもらいます。ProTools、コンデンサマイク、ミキサー、マイクプリアンプ、オーディオインターフェイス、キューシステム、ケーブルルーティング、などデジタル録音に必要な機材やソフトウェアを実際に操作して、デジタル録音の基礎を体験してもらいます。(定員10名程度)
ぜひ、ご来場ください。
例年、サウンド関連の体験授業が行われるのですが、今回は、初めて中野キャンパスのサウンドラボでProToolsを使ったデジタル録音体験を授業で行います。
ProToolsはプロの現場でよく使われているDAWで、高品質のデジタル録音とオーディオ加工が行えます。厚木キャンパスのサウンドスタジオにもPro Toolsの設備が備わっており、厚木キャンパスのオープンキャンパスで、何度か体験授業で使っていました。今回は、初めて中野キャンパスのサウンドラボでProToolsの体験をしてもらいます。
授業名 デジタル録音入門
場所 2号館1階サウンドラボ
時間 14:00~15:30
内容 サウンドラボで、デジタル録音の基礎を体験してもらいます。ProTools、コンデンサマイク、ミキサー、マイクプリアンプ、オーディオインターフェイス、キューシステム、ケーブルルーティング、などデジタル録音に必要な機材やソフトウェアを実際に操作して、デジタル録音の基礎を体験してもらいます。(定員10名程度)
ぜひ、ご来場ください。
3/26(土)に中野キャンパスのスプリングスクールで、コナミデジタルエンタテインメントでサウンドクリエイターとして活躍中の96(クロ)こと、黒沢大佑さんをお招きして、特別講義を開催されました。
黒沢氏は、うちのゼミの卒業生であり、主にBEMANIシリーズのゲーム制作に携わっています。
最近では、アニメーション「おそ松さん」OP曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」の作曲で有名です。
おそ松さんのOP曲は、実は、5曲もの候補曲を作って、最終的に採用されたのは、2番目に作った曲だとか、制作秘話が聞けました。
しかも、採用されなかった候補曲も聞かせてくれましたが、どれも、昭和のテイストのポップでありながらどこかレトロな感じの曲でした。
最近は、作曲だけでなく、レコーディング、マネージメント、ミックスなどいろんな仕事をこなしているとか。
また、ぜひ大学に来てもらいたいですね。
黒沢氏は、うちのゼミの卒業生であり、主にBEMANIシリーズのゲーム制作に携わっています。
最近では、アニメーション「おそ松さん」OP曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」の作曲で有名です。
おそ松さんのOP曲は、実は、5曲もの候補曲を作って、最終的に採用されたのは、2番目に作った曲だとか、制作秘話が聞けました。
しかも、採用されなかった候補曲も聞かせてくれましたが、どれも、昭和のテイストのポップでありながらどこかレトロな感じの曲でした。
最近は、作曲だけでなく、レコーディング、マネージメント、ミックスなどいろんな仕事をこなしているとか。
また、ぜひ大学に来てもらいたいですね。
マンガ家の深作絵美さんが、厚木キャンパスに特別講義に来てくれます。
深作さんは、本ゼミの1期生でもあります。
在学中は、エッセンシャルオイルを使用したアロマアートや、Flashを使用したデジタル漫画などの作品制作をしていました。アロマアートはインクジェットプリンターにエッセンシャルオイルを仕込み、香りを印刷するプリンタで面白いアプリケーションを作っていました。また、デジタルマンガでは、複数の登場人物の視点からストーリを楽しめるインタラクティブはマンガを制作し、少年ジャンプのコンテストで佳作を受賞しました。
卒業後、フリーランスとして活動しています。深作さんは、マンガだけでなく、サウンド制作もできるのですが、右の画像は、紙巻きオルゴールです。漫画の描かれている紙に穴が開いていて、ぐるぐる手回しするとオルゴールになり、綺麗なメロディーが奏でられます。この紙巻きオルゴールで深作さんんは、絵はもちろん、音楽も自分で作曲しています。作画、作曲とも自分でこなすソングライター漫画家ともいえる多彩な才能の持ち主です。
YouTubeの動画はこちら。
紙巻きオルゴール漫画 ふかさくえみ 「蒼海ドロップス」
https://www.youtube.com/watch?v=f7LCp84GoCI
最近では、5月に深作さんの新コミック、
今日のノルマさん 1 (バンブーコミックス)
が発売になりました。さわやかな少女たちが繰り広げるキラキラ物語です。工芸大生協の書籍部にも置いてあります。このコミックの制作に関する話も聞くことができると思います。
ぜひ、お楽しみに。
以下、講義の情報です。
日時 2015/6/30(火) 11:00-12:30 (2限)
場所 東京工芸大学 厚木キャンパス3号館312教室
授業名 インタラクティブメディア概論A
対象学生 インタラクティブメディア学科1年生
【講演タイトル】
マンガとインタラクション
【プロフィール】
深作 絵美(ふかさく えみ) マンガ家
東京工芸大学芸術学部メディアアート表現学科1期生 2005年卒
2005年週刊少年ジャンプ第3回デジタルマンガ賞佳作受賞を機に商業デビュー
他、エンターブレイン、宝島ワンダーネット、芳文社、新書館、竹書房などでマンガ作品を執筆。
2006年Flashマンガ「マルラボライフ」メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出
2013年紙巻きオルゴール漫画「蒼海ドロップス」メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出
現在は「るっこ村長のぴこぷり村日記」と「今日のノルマさん」を連載中。
【講演概要】
現在までに制作してきたマンガ作品(Flash、携帯、雑誌、紙巻きオルゴール)の紹介。
インタラクティブアートとしてのマンガについて考えつつ、
1期生の大学卒業後10年間の活動記録としても何かしら伝わるものがあればと思います。
深作さんは、本ゼミの1期生でもあります。
在学中は、エッセンシャルオイルを使用したアロマアートや、Flashを使用したデジタル漫画などの作品制作をしていました。アロマアートはインクジェットプリンターにエッセンシャルオイルを仕込み、香りを印刷するプリンタで面白いアプリケーションを作っていました。また、デジタルマンガでは、複数の登場人物の視点からストーリを楽しめるインタラクティブはマンガを制作し、少年ジャンプのコンテストで佳作を受賞しました。
卒業後、フリーランスとして活動しています。深作さんは、マンガだけでなく、サウンド制作もできるのですが、右の画像は、紙巻きオルゴールです。漫画の描かれている紙に穴が開いていて、ぐるぐる手回しするとオルゴールになり、綺麗なメロディーが奏でられます。この紙巻きオルゴールで深作さんんは、絵はもちろん、音楽も自分で作曲しています。作画、作曲とも自分でこなすソングライター漫画家ともいえる多彩な才能の持ち主です。
YouTubeの動画はこちら。
紙巻きオルゴール漫画 ふかさくえみ 「蒼海ドロップス」
https://www.youtube.com/watch?v=f7LCp84GoCI
最近では、5月に深作さんの新コミック、
今日のノルマさん 1 (バンブーコミックス)
が発売になりました。さわやかな少女たちが繰り広げるキラキラ物語です。工芸大生協の書籍部にも置いてあります。このコミックの制作に関する話も聞くことができると思います。
ぜひ、お楽しみに。
以下、講義の情報です。
日時 2015/6/30(火) 11:00-12:30 (2限)
場所 東京工芸大学 厚木キャンパス3号館312教室
授業名 インタラクティブメディア概論A
対象学生 インタラクティブメディア学科1年生
【講演タイトル】
マンガとインタラクション
【プロフィール】
深作 絵美(ふかさく えみ) マンガ家
東京工芸大学芸術学部メディアアート表現学科1期生 2005年卒
2005年週刊少年ジャンプ第3回デジタルマンガ賞佳作受賞を機に商業デビュー
他、エンターブレイン、宝島ワンダーネット、芳文社、新書館、竹書房などでマンガ作品を執筆。
2006年Flashマンガ「マルラボライフ」メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出
2013年紙巻きオルゴール漫画「蒼海ドロップス」メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出
現在は「るっこ村長のぴこぷり村日記」と「今日のノルマさん」を連載中。
【講演概要】
現在までに制作してきたマンガ作品(Flash、携帯、雑誌、紙巻きオルゴール)の紹介。
インタラクティブアートとしてのマンガについて考えつつ、
1期生の大学卒業後10年間の活動記録としても何かしら伝わるものがあればと思います。
久原研究室のサウンド作品が中野キャンパスにて展示されます。
日時 2015年5月20日(水)~ 2015年5月27日(水)
場所 東京工芸大学中野キャンパス 1号館インフォメーションスペース
概要
コンピュータによって制作されたサウンドとグラフィックスをインフォメーションスペースの壁面に投影します。
アコースティックからオーバードライブを経てエレクトロニカに至るサウンドの世界をご視聴ください。
制作
相原勢也, 佐藤剛, 古木滉太, 吉村元喜
東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科 久原研究室
曲目紹介
タイトル Neverland
制作 相原勢也
概要 ネバーランドに大人が存在しない本当の理由をイメージし、アグレッシブなギタープレイで表現したミュージックビデオです。
タイトル GO J MIX
制作 佐藤剛
概要 オリジナル楽曲であるUNREAL HEROS, SIGNAL, star cruisingの三作品を繋げたミックス音源です。Drum stepからhouseへ、さらには trapまでと音楽のジャンルが移り変わっていく様子を楽しんでもらう作品です。
タイトル space city
制作 古木滉太
概要 Pad系シンセサイザーを使って、宇宙の静けさと激しさの対比を表現しました。
タイトル Last Scene
制作 久原泰雄
概要 グランドピアノとガットギターとコーラスのアコースティックなハーモニーを車窓とともにご鑑賞ください。
タイトル 観覧車
制作 久原泰雄
概要 観覧車の1周は短いようで長い時間です。何気ない一日一日を大切にしたいとの思いをOvationの響きとともに表現しました。
ほか。
日時 2015年5月20日(水)~ 2015年5月27日(水)
場所 東京工芸大学中野キャンパス 1号館インフォメーションスペース
概要
コンピュータによって制作されたサウンドとグラフィックスをインフォメーションスペースの壁面に投影します。
アコースティックからオーバードライブを経てエレクトロニカに至るサウンドの世界をご視聴ください。
制作
相原勢也, 佐藤剛, 古木滉太, 吉村元喜
東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科 久原研究室
曲目紹介
タイトル Neverland
制作 相原勢也
概要 ネバーランドに大人が存在しない本当の理由をイメージし、アグレッシブなギタープレイで表現したミュージックビデオです。
タイトル GO J MIX
制作 佐藤剛
概要 オリジナル楽曲であるUNREAL HEROS, SIGNAL, star cruisingの三作品を繋げたミックス音源です。Drum stepからhouseへ、さらには trapまでと音楽のジャンルが移り変わっていく様子を楽しんでもらう作品です。
タイトル space city
制作 古木滉太
概要 Pad系シンセサイザーを使って、宇宙の静けさと激しさの対比を表現しました。
タイトル Last Scene
制作 久原泰雄
概要 グランドピアノとガットギターとコーラスのアコースティックなハーモニーを車窓とともにご鑑賞ください。
タイトル 観覧車
制作 久原泰雄
概要 観覧車の1周は短いようで長い時間です。何気ない一日一日を大切にしたいとの思いをOvationの響きとともに表現しました。
ほか。
2015/3/28(土)13:15-15:15に中野キャンパスで、サウンド演習の体験授業が実施されました。
講師は、本学科で非常勤講師としてサウンド演習Iを担当しておられるぺぺろんP先生です。また、ゲストとして、ヤマハ株式会社VOCALOIDプロジェクトの山口氏にも来ていただきました。
今回、中野キャンパスのPC演習室に新しくVOCALOID4 Editor + 歌声ライブラリーVY1V4が導入されましたので、早速、体験授業で使ってみました。
ボカロ4の新機能の目玉はグロウルでしょう。ぺぺろんP先生がVY1V4で作った「天城越え」を聞かせてもらいましたが、こぶしの聞かせ具合が、まるで生身に演歌歌手のようでした。山口さんいわく、ぺぺろんP先生のように細かくパラメータをエディットすると、いくらでも人間に近づくので、ヤマハのボカロ開発者でもできない技(ワザ)だそうです。
ヤマハのVOCALOID4公式サイトで、ぺぺろんP先生の公式デモ曲が聞けます。
http://www.vocaloid.com/vocaloid4/lineup/vy1v4.html
さて、授業では、ボーカロイドの画面の解説、エディターの使い方、音符と菓子の入力練習という基本事項から始まり、メロディー制作入門へと進みました。
受講生は初心者対象ということでしたが、PCの操作はみなさん手慣れたもので、サクサク入力方法をマスターしていました。
さて、後半のメロディー制作は、作曲理論とその実践が中心で、和声の基礎からしっかりとメロディの作り方を演習してもらいました。
コード進行からメロディーを作る手法を紹介していましたが、和音(コード)の構成音である和声音を使用したメロディーから入り、非和声音の使い方まで進みました。具体的には、刺繍音、経過音、掛留音、先取音、倚音の5つの方法が紹介されました。
練習課題は、10小節の典型的なコード進行にメロディーを乗せていくというものでした。受講生のみなさん、ヘッドフォンを使用して、黙々と自作曲の制作をしていました。自分の作った曲をボカロに歌わせるのは、実に心地よいものであることを経験してもらえたかと思います。
ヤマハの山口さんいわく、メロディー制作を支援するサービスであるボカロネットが8月よりサービスを開始し、歌詞から自動でメロディーが生成される機能があるのですが、これはには、作曲の敷居を下げて、多くの人にボカロ曲制作を体験してもらいたいというねらいがあるとのことでした。メロディー生成機能はさらなる開発を期待するとしても、ボカロネットは自作曲をクラウドにアーカイブするクラウドストレージとしても便利に使えます。VOCALOID4 Editorからシームレスにアクセスできます。
* ボカロネット https://net.vocaloid.com/
2時間の演習時間は、長いようで短く、あっと言う間に時間になってしまい、かなり密度の濃い充実したものになっていました。
受講者の方へ;
作品は以下から参照できます。
http://blossom.media.t-kougei.ac.jp/springsound/
ユーザ名、パスワードは授業時に伝えたものを使用してください。
2時間という限られた時間だったので、もっと作り込みたいことと思います。ぜひ制作を続けてください。
講師は、本学科で非常勤講師としてサウンド演習Iを担当しておられるぺぺろんP先生です。また、ゲストとして、ヤマハ株式会社VOCALOIDプロジェクトの山口氏にも来ていただきました。
今回、中野キャンパスのPC演習室に新しくVOCALOID4 Editor + 歌声ライブラリーVY1V4が導入されましたので、早速、体験授業で使ってみました。
ボカロ4の新機能の目玉はグロウルでしょう。ぺぺろんP先生がVY1V4で作った「天城越え」を聞かせてもらいましたが、こぶしの聞かせ具合が、まるで生身に演歌歌手のようでした。山口さんいわく、ぺぺろんP先生のように細かくパラメータをエディットすると、いくらでも人間に近づくので、ヤマハのボカロ開発者でもできない技(ワザ)だそうです。
ヤマハのVOCALOID4公式サイトで、ぺぺろんP先生の公式デモ曲が聞けます。
http://www.vocaloid.com/vocaloid4/lineup/vy1v4.html
さて、授業では、ボーカロイドの画面の解説、エディターの使い方、音符と菓子の入力練習という基本事項から始まり、メロディー制作入門へと進みました。
受講生は初心者対象ということでしたが、PCの操作はみなさん手慣れたもので、サクサク入力方法をマスターしていました。
さて、後半のメロディー制作は、作曲理論とその実践が中心で、和声の基礎からしっかりとメロディの作り方を演習してもらいました。
コード進行からメロディーを作る手法を紹介していましたが、和音(コード)の構成音である和声音を使用したメロディーから入り、非和声音の使い方まで進みました。具体的には、刺繍音、経過音、掛留音、先取音、倚音の5つの方法が紹介されました。
練習課題は、10小節の典型的なコード進行にメロディーを乗せていくというものでした。受講生のみなさん、ヘッドフォンを使用して、黙々と自作曲の制作をしていました。自分の作った曲をボカロに歌わせるのは、実に心地よいものであることを経験してもらえたかと思います。
ヤマハの山口さんいわく、メロディー制作を支援するサービスであるボカロネットが8月よりサービスを開始し、歌詞から自動でメロディーが生成される機能があるのですが、これはには、作曲の敷居を下げて、多くの人にボカロ曲制作を体験してもらいたいというねらいがあるとのことでした。メロディー生成機能はさらなる開発を期待するとしても、ボカロネットは自作曲をクラウドにアーカイブするクラウドストレージとしても便利に使えます。VOCALOID4 Editorからシームレスにアクセスできます。
* ボカロネット https://net.vocaloid.com/
2時間の演習時間は、長いようで短く、あっと言う間に時間になってしまい、かなり密度の濃い充実したものになっていました。
受講者の方へ;
作品は以下から参照できます。
http://blossom.media.t-kougei.ac.jp/springsound/
ユーザ名、パスワードは授業時に伝えたものを使用してください。
2時間という限られた時間だったので、もっと作り込みたいことと思います。ぜひ制作を続けてください。
NIME 2015のPaper, Poster, Demoセッションの締め切りは、今月末です。
https://nime2015.lsu.edu/
Draft submission (mandatory): January 23, 2015
Final submission: January 30, 2015
Review notification: March 20, 2015
Camera-ready paper deadline: April 17, 2015
The International Conference on New Interfaces for Musical Expression
Louisiana State University in Baton Rouge, Louisiana
May 31-June 3, 2015.
https://nime2015.lsu.edu/
Draft submission (mandatory): January 23, 2015
Final submission: January 30, 2015
Review notification: March 20, 2015
Camera-ready paper deadline: April 17, 2015
The International Conference on New Interfaces for Musical Expression
Louisiana State University in Baton Rouge, Louisiana
May 31-June 3, 2015.
2014/12/15(月)11:00から厚木キャンパスのMMスタジオにて、
ヴァイオリニストの早稲田桜子先生の特別講義が行われました。
演奏活動のお忙しいところ、厚木まで足を運んでくださり感謝です。
アーティストとしての演奏活動以外に、音大で週1コマほど個人レッスンの指導をなさっているのですが、メディアアート系の大学は初めてということで、とても楽しみにしておられたとのことでした。
まずは、有名なバイオリン曲エルガーの「愛の挨拶」の生演奏から。
誰もが知っている、とても有名な曲ですが、さすがに、プロのバイオリニストの生演奏の響きは違います。
また、学生が作曲した課題作品を試演してもらいました。
自分の作った曲がプロのバイオリニストに演奏してもらった学生はご満悦の表情でした。
つぎに、バイオリンの奏法解説。
バイオリンは4弦で下から、開放でG, D, A, Eの順です。(ギターの3,4,5,6弦と同じ。上下が逆なのが面白い)
低音域は、人間の声の音域と似ていますが、高音域は人間の声の遥か上にいきます。
面白かったのが、開放弦の共鳴の話。
実際に弾いている弦が鳴っているだけでなく、触っていない開放弦が、現在演奏中の弦の音に共鳴して、響きが増幅するということでした。演奏している弦のピッチがずれていると、開放弦の共鳴がなくなるので、響く演奏か否かは、ここにかかっているということです。
実際に、開放弦が、共鳴して響いている弾き方と、ピッチをわずかにずらして、響いていない弾き方の例を実演されましたが、その違いは歴然としていました。聞かせるバイオリンの秘密は、開放弦の共鳴にありということですね。
これは、サンプリング音源主体のデジタル音楽では体感できないことです。
最近、スピーカからでる音楽に飽き飽きしているのですが、これも大きな要因の一つなのだなと思いました。
重音奏法の話も興味深いです。
ちなみに重音とは「重(おも)い音」ではなく、「音を重(かさ)ねる」ことで、要するに、和音みたいなものです。
バイオリンで2重音が鳴らせることは知ってましたが、3重音、4重音も可能とのことでした。
これは、弓を素早く3つ4つの弦にすべらせることで実現できます。
ギターのストロークも正確には、同時に6本の弦を鳴らすことは不可能で、少しの時間差があるのですが、それと同じことです。
重音を聞いて思ったのが、純正律の響きはすごく綺麗で、バイオリンの音色で奏でる純正の和音は、ハッとするような耳に溶け込む響きです。
普段、平均律の音楽を聞き慣れているだけに、とても新鮮でした。
これはアコースティック楽器で、ライブでないと味わえないでしょう。
また、バイオリンにとって、楽譜上のスラーは特別な意味があって、ボウイングの折り返しの仕方に影響するのそうです。スラーって普段、あんまり意識してませんでしたが、意外な発見でした。
弓の素材は、馬の尻尾です。(くじらのひげではありません)
松ヤニを塗って滑りを調整するのですが、張り替えたての弓は、松ヤニが馴染んでいなく、硬い音がするので、コンサート直前に弓を張り替えた場合は、松ヤニが馴染むまで、何度も演奏するそうです。
ボディは表の板が松、側面と裏面は楓だそうです。
そして、フレット部は、黒檀です。安いバイオリンだと黒く塗装しているだけなので、やがて剥げてくるそうです。
中に魂柱(こんちゅう)という棒が1本はいっており、表板と裏板をつなぎ、楽器全体に音が響かせる役割があります。
楽器の鳴りが悪いと、楽器屋さんで、魂柱を調整してもらうそうです。
演奏体験コーナーで、学生に実際に演奏してもらいました。
意外と上手な学生もいてびっくり。
さて、再び、バイオリン曲の生演奏ですが、圧巻は、バッハの「シャコンヌ」。(正式には、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」)
この曲は、約15分の無伴奏のバイオリン独奏曲で、バイオリン音楽の集大成、最高傑作のひとつです。
単旋律楽器であるバイオリンを、無伴奏でハーモニックに演奏するため、重音が非常に多く、メロディーを弾きながら、2重音はもちろんのこと、三重音、四重音も頻繁に出てくる、エネルギッシュで濃い曲です。
早稲田さんいわく、「朝から、シャコンヌ!」。
この曲は晩餐会など、夕べにドラマチックに、アグレッシブに弾くのが本来なのですが、今回は特別企画ということで、朝からシャコンヌです。
「朝シャコ」という言葉、なかなかイケてると思います。
(「朝からシャンパン?!」、「朝シャン!」みたいな)
とは言うものの、この曲を今回の演奏曲として選んだのは、早稲田さんご自身ですから。
早稲田さんは、この曲を演奏し終わると、自分の細胞が全部入れ替わるかのような気がするそうです。
私自身、シャコンヌを生で聞くのは初めてなのですが、
こんな至近距離で迫力ある演奏を聞けて、無伴奏のバイオリンで、重和音がすべて純正律で、内蔵や骨髄までブルブル響いて共鳴した感じがしました。細胞が入れ替わるという比喩がよく分かりました。
最後の曲は、モンティの「チャールダッシュ」
この曲は即興もあり、ノリのいいリズミカルな速弾きの曲です。
教室内を移動しながのダイナミックな演奏に聞き入ってしまいました。
演奏が終わると、ちょうど、授業終了の鐘の音がなりました。
演奏中に鐘が鳴ったら、マズイなと思っていたのですが、何というジャストタイミング!。
授業終了後も、学生に囲まれて、いろいろと無理難題に答えてくださる早稲田さんでした。
例 YouTubeのアニソンの動画を見せて、「この曲のバイオリン弾いてください!」とか。その場の耳コピで、バシッと弾いてみせるところが、さすがプロ中のプロだと思いました。
とても素晴らしい講義と演奏だったので、今度、中野キャンパスにも来ていただきたいです。
ヴァイオリニストの早稲田桜子先生の特別講義が行われました。
演奏活動のお忙しいところ、厚木まで足を運んでくださり感謝です。
アーティストとしての演奏活動以外に、音大で週1コマほど個人レッスンの指導をなさっているのですが、メディアアート系の大学は初めてということで、とても楽しみにしておられたとのことでした。
まずは、有名なバイオリン曲エルガーの「愛の挨拶」の生演奏から。
誰もが知っている、とても有名な曲ですが、さすがに、プロのバイオリニストの生演奏の響きは違います。
また、学生が作曲した課題作品を試演してもらいました。
自分の作った曲がプロのバイオリニストに演奏してもらった学生はご満悦の表情でした。
つぎに、バイオリンの奏法解説。
バイオリンは4弦で下から、開放でG, D, A, Eの順です。(ギターの3,4,5,6弦と同じ。上下が逆なのが面白い)
低音域は、人間の声の音域と似ていますが、高音域は人間の声の遥か上にいきます。
面白かったのが、開放弦の共鳴の話。
実際に弾いている弦が鳴っているだけでなく、触っていない開放弦が、現在演奏中の弦の音に共鳴して、響きが増幅するということでした。演奏している弦のピッチがずれていると、開放弦の共鳴がなくなるので、響く演奏か否かは、ここにかかっているということです。
実際に、開放弦が、共鳴して響いている弾き方と、ピッチをわずかにずらして、響いていない弾き方の例を実演されましたが、その違いは歴然としていました。聞かせるバイオリンの秘密は、開放弦の共鳴にありということですね。
これは、サンプリング音源主体のデジタル音楽では体感できないことです。
最近、スピーカからでる音楽に飽き飽きしているのですが、これも大きな要因の一つなのだなと思いました。
重音奏法の話も興味深いです。
ちなみに重音とは「重(おも)い音」ではなく、「音を重(かさ)ねる」ことで、要するに、和音みたいなものです。
バイオリンで2重音が鳴らせることは知ってましたが、3重音、4重音も可能とのことでした。
これは、弓を素早く3つ4つの弦にすべらせることで実現できます。
ギターのストロークも正確には、同時に6本の弦を鳴らすことは不可能で、少しの時間差があるのですが、それと同じことです。
重音を聞いて思ったのが、純正律の響きはすごく綺麗で、バイオリンの音色で奏でる純正の和音は、ハッとするような耳に溶け込む響きです。
普段、平均律の音楽を聞き慣れているだけに、とても新鮮でした。
これはアコースティック楽器で、ライブでないと味わえないでしょう。
また、バイオリンにとって、楽譜上のスラーは特別な意味があって、ボウイングの折り返しの仕方に影響するのそうです。スラーって普段、あんまり意識してませんでしたが、意外な発見でした。
弓の素材は、馬の尻尾です。(くじらのひげではありません)
松ヤニを塗って滑りを調整するのですが、張り替えたての弓は、松ヤニが馴染んでいなく、硬い音がするので、コンサート直前に弓を張り替えた場合は、松ヤニが馴染むまで、何度も演奏するそうです。
ボディは表の板が松、側面と裏面は楓だそうです。
そして、フレット部は、黒檀です。安いバイオリンだと黒く塗装しているだけなので、やがて剥げてくるそうです。
中に魂柱(こんちゅう)という棒が1本はいっており、表板と裏板をつなぎ、楽器全体に音が響かせる役割があります。
楽器の鳴りが悪いと、楽器屋さんで、魂柱を調整してもらうそうです。
演奏体験コーナーで、学生に実際に演奏してもらいました。
意外と上手な学生もいてびっくり。
さて、再び、バイオリン曲の生演奏ですが、圧巻は、バッハの「シャコンヌ」。(正式には、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」)
この曲は、約15分の無伴奏のバイオリン独奏曲で、バイオリン音楽の集大成、最高傑作のひとつです。
単旋律楽器であるバイオリンを、無伴奏でハーモニックに演奏するため、重音が非常に多く、メロディーを弾きながら、2重音はもちろんのこと、三重音、四重音も頻繁に出てくる、エネルギッシュで濃い曲です。
早稲田さんいわく、「朝から、シャコンヌ!」。
この曲は晩餐会など、夕べにドラマチックに、アグレッシブに弾くのが本来なのですが、今回は特別企画ということで、朝からシャコンヌです。
「朝シャコ」という言葉、なかなかイケてると思います。
(「朝からシャンパン?!」、「朝シャン!」みたいな)
とは言うものの、この曲を今回の演奏曲として選んだのは、早稲田さんご自身ですから。
早稲田さんは、この曲を演奏し終わると、自分の細胞が全部入れ替わるかのような気がするそうです。
私自身、シャコンヌを生で聞くのは初めてなのですが、
こんな至近距離で迫力ある演奏を聞けて、無伴奏のバイオリンで、重和音がすべて純正律で、内蔵や骨髄までブルブル響いて共鳴した感じがしました。細胞が入れ替わるという比喩がよく分かりました。
最後の曲は、モンティの「チャールダッシュ」
この曲は即興もあり、ノリのいいリズミカルな速弾きの曲です。
教室内を移動しながのダイナミックな演奏に聞き入ってしまいました。
演奏が終わると、ちょうど、授業終了の鐘の音がなりました。
演奏中に鐘が鳴ったら、マズイなと思っていたのですが、何というジャストタイミング!。
授業終了後も、学生に囲まれて、いろいろと無理難題に答えてくださる早稲田さんでした。
例 YouTubeのアニソンの動画を見せて、「この曲のバイオリン弾いてください!」とか。その場の耳コピで、バシッと弾いてみせるところが、さすがプロ中のプロだと思いました。
とても素晴らしい講義と演奏だったので、今度、中野キャンパスにも来ていただきたいです。
波動の横断的センシング技術協同研究委員会(略して波動研)の第1回研究会発表申込みのご案内です。
http://www.wavesensing.org/information.html
【開催日】2015年1月9日(金)
【テーマ】音/画像/生体/感覚/アートおよび一般
【会 場】東京工芸大学中野キャンパス
【企画概要】
音の情報処理、各種センサ信号の情報処理、画像の情報処理は、これまでそれぞれの専門分野で開発と実用化が進められてきたが、ビッグデータというキーワードに代表されるように、これらを一つに融合して、それぞれの分野で培った技術を総動員する新たな技術的枠組みが必要とされている。ある専門分野で行われている極普通のアプローチが、他の専門分野では目から鱗の落ちる発想を与える、あるいは、ひとつの専門分野に限定されたものの見方をすると、本来の目的を達成できない、というような事例を俯瞰し、相互に知識と技術と合わせて本来あるべき総合的な問題解決の方法論を生み出すことが求められている。本研究会では、参加者がおのおのの専門分野における問題を議論する中で、参加者相互に異分野の問題を共有し、新たな発想を得ることを目的とする。
発表申し込み
http://www.iee.jp/?page_id=4820
http://www.wavesensing.org/information.html
【開催日】2015年1月9日(金)
【テーマ】音/画像/生体/感覚/アートおよび一般
【会 場】東京工芸大学中野キャンパス
【企画概要】
音の情報処理、各種センサ信号の情報処理、画像の情報処理は、これまでそれぞれの専門分野で開発と実用化が進められてきたが、ビッグデータというキーワードに代表されるように、これらを一つに融合して、それぞれの分野で培った技術を総動員する新たな技術的枠組みが必要とされている。ある専門分野で行われている極普通のアプローチが、他の専門分野では目から鱗の落ちる発想を与える、あるいは、ひとつの専門分野に限定されたものの見方をすると、本来の目的を達成できない、というような事例を俯瞰し、相互に知識と技術と合わせて本来あるべき総合的な問題解決の方法論を生み出すことが求められている。本研究会では、参加者がおのおのの専門分野における問題を議論する中で、参加者相互に異分野の問題を共有し、新たな発想を得ることを目的とする。
発表申し込み
http://www.iee.jp/?page_id=4820
株式会社スクウェア・エニックス サウンド部所属のサウンドデザイナー 小森 雄介氏による特別講義が7月8日(火)厚木キャンパスにて行われます。(インタラクティブメディア概論Aのゲスト講師として講義が行われます。)
開講情報
サウンドデザイナー特別講義
講師 小森 雄介 氏
日時 2014年7月8日(火)2限 11:00-12:30 (90 分)
場所 東京工芸大学厚木キャンパス 3号館1階 312教室
「インタラクティブメディア概論A」のゲスト講師として講義が行われます。
主催 東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科 久原研究室
概要
サウンドデザイナーの仕事内容の紹介を中心に、ゲームならではのインタラクティブなサウンド表現、他のセクションとの連携やゲームが出来上がるまでの開発現場の流れについて講義します。
講師プロフィール
株式会社 スクウェア・エニックス サウンド部所属のサウンドデザイナー
2008年 東京工芸大学 芸術学部 インタラクティブメディア学科(旧メディアアート表現学科) 卒業
2008年 株式会社 グラスホッパー・マニファクチュア 入社 サウンドデザイナー
2012年 株式会社 スクウェア・エニックス 入社 サウンドデザイナー
学科サイト告知
http://www.int.t-kougei.ac.jp/news/komori_lecture201407087/
開講情報
サウンドデザイナー特別講義
講師 小森 雄介 氏
日時 2014年7月8日(火)2限 11:00-12:30 (90 分)
場所 東京工芸大学厚木キャンパス 3号館1階 312教室
「インタラクティブメディア概論A」のゲスト講師として講義が行われます。
主催 東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科 久原研究室
概要
サウンドデザイナーの仕事内容の紹介を中心に、ゲームならではのインタラクティブなサウンド表現、他のセクションとの連携やゲームが出来上がるまでの開発現場の流れについて講義します。
講師プロフィール
株式会社 スクウェア・エニックス サウンド部所属のサウンドデザイナー
2008年 東京工芸大学 芸術学部 インタラクティブメディア学科(旧メディアアート表現学科) 卒業
2008年 株式会社 グラスホッパー・マニファクチュア 入社 サウンドデザイナー
2012年 株式会社 スクウェア・エニックス 入社 サウンドデザイナー
学科サイト告知
http://www.int.t-kougei.ac.jp/news/komori_lecture201407087/