blog - ヒト一人の情報量
ヒトに限らず、すべての生物はDNAに個体の全情報が記述されています。
つまり、欠落のないDNAがあれば、その人(個体)を再生できることになります。
ジュラシック・パークの恐竜再生などDNAによるクローン再生は、SFではよく出てくる話ではありますが、ヒト一人を再生するために必要なDNAはどれぐらいの情報量なのでしょうか?コンピュータ的にいうと、何メガ(ギガ)バイトぐらいなのでしょうか?
ヒトのゲノムは約30億塩基対です。
生物のDNAを構成する塩基は、A(アデニン),T(チミン),G(グアニン),C(シトシン)の4種類しかないので、このA,T,G,Cの4文字がざっと30億個並んだ文字列がヒト一人の情報に相当します。この約30億個のATGCからなる塩基文字列をコンピュータ上では「0」と「1」で表すことになります。
4文字を0と1で表すには、たとえば、
A 00
T 01
G 10
C 11
とすれば、1文字につき、2桁の0/1が必要です。
すなわちコンピュータ的にいうと、4種類の文字は1文字につき2ビット必要です。たとえば、
AAGTTC
という6文字の塩基配列は
00 00 10 01 01 11
という12桁のビット列(12ビット)に置き換えられます。
さて、ヒトゲノムの場合、約30億の塩基配列からなるので、
30億文字列×2ビット=60億ビット
1バイト=8ビットなので、
60億ビット÷8=7.5億バイト=750メガバイト
ということで、ヒト一人の情報量は750MB(メガバイト)ということになります。750メガバイトというと、おおよそCD1枚の情報量なので、何かあっけない感じがしますね。
つまり、欠落のないDNAがあれば、その人(個体)を再生できることになります。
ジュラシック・パークの恐竜再生などDNAによるクローン再生は、SFではよく出てくる話ではありますが、ヒト一人を再生するために必要なDNAはどれぐらいの情報量なのでしょうか?コンピュータ的にいうと、何メガ(ギガ)バイトぐらいなのでしょうか?
ヒトのゲノムは約30億塩基対です。
生物のDNAを構成する塩基は、A(アデニン),T(チミン),G(グアニン),C(シトシン)の4種類しかないので、このA,T,G,Cの4文字がざっと30億個並んだ文字列がヒト一人の情報に相当します。この約30億個のATGCからなる塩基文字列をコンピュータ上では「0」と「1」で表すことになります。
4文字を0と1で表すには、たとえば、
A 00
T 01
G 10
C 11
とすれば、1文字につき、2桁の0/1が必要です。
すなわちコンピュータ的にいうと、4種類の文字は1文字につき2ビット必要です。たとえば、
AAGTTC
という6文字の塩基配列は
00 00 10 01 01 11
という12桁のビット列(12ビット)に置き換えられます。
さて、ヒトゲノムの場合、約30億の塩基配列からなるので、
30億文字列×2ビット=60億ビット
1バイト=8ビットなので、
60億ビット÷8=7.5億バイト=750メガバイト
ということで、ヒト一人の情報量は750MB(メガバイト)ということになります。750メガバイトというと、おおよそCD1枚の情報量なので、何かあっけない感じがしますね。