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blog - 図書カテゴリのエントリ

日本史の謎は「地形」で解ける

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2015-09-05 10:20
日本史と地理を結びつける興味深い書籍。

筆者は、長年、建設省でダムなどの治水行政を担当された方です。日本列島には真ん中を山脈が貫き、多数の河川が多様な地形を形成しながら海に流れ込んでいるため、日本の地理において河川はとても重要な意味を持つことになります。

このシリーズの面白いところは、日本の歴史において、河川を初めとした地形の果たしてきた役割に注目し、地形や気象と歴史の関係を解き明かしているところにあります。
筆者自身が述べている通り、歴史には素人であるが治水のプロではある筆者ならではの視点で、日本史の重要な出来事が語られており、おそらく、その多くは歴史の専門家では気づかない点であろうと思われます。

たとえば、徳川家康が、関ケ原の戦いに勝利した後、京都や大阪ではなく、江戸に都を築いた理由は、関東湿地(平野ではない)と利根川の流路変更が関係している点など。

最近、異分野をクロスオーバーさせて研究が注目されており、他分野から見た視点が非常に貴重であることが様々な研究分野で明らかになっていますが、本書は、地形から歴史を紐解く興味深い本です。

このシリーズは以下の3部作となっており、いずれもお薦めの書籍です。

1)  日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

2) 日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫)

3) 日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)

大島渚監督の絵本「タケノコごはん」

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2015-08-03 12:04
世界的に有名な大島渚監督が、絵本を出しました。


タケノコごはん (ポプラ社の絵本)


職場の同僚の大島武先生(大島渚監督の息子さん)から、いただいて、読んでみたのですが、とてもいい絵本です。子どもはもちろん、大人が読んでも、面白いです。

なんでも、大島武先生が小学校3年生のとき、「お父さんかお母さんに頼んで子ども時代の思い出を作文に書いてもらう」という宿題が出たそうです。大島武先生は、多忙の映画監督のお父さんに、おそるおそる頼んでみると、なんと、お父さんは快諾し2日で作文を書いてくれたそうです。(クラスで一番だったとか)

ワンパク坊主のサカイくんが乱暴になってしまった
大好きな小学校の先生が次々と戦争に行ってしまう
先生の家で食べたタケノコごはん
涙を流しながら先生に語ったサカイくんの一言

戦前戦中の日本の小学校の様子がいきいきと描かれていて、目に浮かぶようでした。また、1年ごとに話が展開していき、結末に至るまで、グッと引き込まれてしましました。さすが映画監督ですよね。

2015年8月になって、当時の作文が絵本となったそうです。
おすすめの一冊です。

ボーカロイド技術論

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2014-09-23 12:31
ヤマハミュージックメディアから新刊の案内が来ました。

ボーカロイド技術論~歌声合成の基礎とその仕組み~

ボーカロイド生みの親である剣持秀紀氏による本ですが、ボーカロイドの開発動機から技術の概要、今後の動向まで、技術と業界を網羅などが書かれた唯一の本です。

関連イベントが、2014/9/27(土)16:00から渋谷のヤマハの施設で行われます。
http://www.int.t-kougei.ac.jp/news/vocaloevent20140927/
今年度、デジタルスタジオ3L Windows部屋をリプレースをきっかけに、DAWソフトをPresonusのStudio Oneにしました。

Studio Oneは、CubaseやSONARやLogicよりも後発ですが、それら先行ソフトが、バージョンアップのたびに機能が煩雑になってきたのに比較して、とても洗練されて、高機能でありながら、軽くて使いやすいともっぱら高い評価を受けています。また、なにより、価格が手ごろで、学生にやさしい。とくに、Studio One Freeは、無償でありながら、ドングル、アカウントの作成、アクティベート、プロダクト・キーなど面倒な操作は必要なく、使用期限もありません。
http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/free/#sthash.0w8AkROs.dpuf

今回、デジタルスタジオに入れたのは、PreSonusのオーディオ・インターフェイス AudioBox 22VSL とDAWのStudio One Professionalになります。

お薦めの参考書は、Studio One Freeの入門書作りながらおぼえるDTM入門で、Studio Oneの使い方だけでなく、DTMに関係した楽曲作成技術を基礎から一通り学べるので、おすすめです。

この書籍の素材データは以下からダウンロードできます。
http://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/3612.html

フリーの歌声合成ライブラリーUTAUを使って、ボカロ曲を作る方法も解説されています。
UTAUはここ。http://utau2008.web.fc2.com/


また、Studio Oneの使い方を一通り説明している本格的なガイドブックとしては、
Studio Oneガイドブック 〜次世代DAWソフトの入門書・VERSION2シリーズ対応
が、お薦め。

打ち込み、ソフトシンセ、録音、バウンス、オーディオ編集、エフェクト、ミックス、マスタリングなど音楽制作の流れを詳しく解説している。

これらの資料を活用して、コストパフォーマンスの高い楽曲制作を楽しむことができます。

VOCALOID3 ボーカロイド公式 調教完全テクニック

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2013-04-15 17:12
ボーカロイド公式 調教完全テクニック
発売日: 2013/4/28

ヤマハミュージックメディアより、VOCALOID3の歌声を人間に近づけるテクニックを紹介した本が出る。(ヤマハの國井さんから送っていただきました。有難うございます)ボーカロイドの歌声調教に関する本格的な解説本としては初めて。教科書的な存在になると思われる。

著者は、本学インタラクティブメディア学科で非常勤講師を勤める虹原ぺぺろんP氏。氏は音声学などにも造詣が深く日本語の子音と母音の関係から歌声を分析したボカロの調整を行なう方法論を確立しており、氏の作る歌モノ楽曲は限りなく人間のボーカルに近いことで知られている。本書では、各歌声ライブラリーごとの音域やテンポ、特徴に合わせた手法や、ささやき声、裏声、破裂音補正などマニアックな唄い方の調性など、本格的に解説されいる。音域&テンポマップは各歌声ライブラリーの特徴が見やすい図にまとめられている。

氏は、本学の授業でも作詞・作曲やMIDI打ち込みを指導してくださっているが、しっかりとした理論に基づく講義は説得力があり、分かりやすい。

ふかさくえみ「購買のプロキオン」

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2013-04-10 12:01
購買のプロキオン (ひらり、コミックス)

デジタル漫画家として活躍しているふかさくえみ氏が初のアナログ単行本を出しました。緑を貴重とした爽やかな製本です。彼女、当ゼミの一期生で、卒業制作は週刊少年ジャンプ「第3回デジタルマンガ賞」で佳作をとり、連載にもなったデジタルマンガ「マルラボライフ」です。この作品は、平成18年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査委員会推薦作品にも選ばれています。
http://www.asahi-net.or.jp/~sb9e-fksk/marulabo/flash01/maru_01.html

今回は単行本で、少女もの初挑戦だそうです。アマゾンでも買えます。カスタマーレビューの評価も高いです。
この単行本を機に、作画ソフトをFlashからComicStudioに変えたそうです。
構成は、少女モノの短編マンガで6つの話から成っています。
なかでも、「ツバキ准教授の門限」は、舞台のモデルが工芸大だそうで、KOOGEIネタが満載で、学生食堂の温泉卵などが出てきます。あとがきには「パワー丼」にも言及されていて、面白い。ふかさく氏のいっそうの活躍に注目したいですね。
http://www.asahi-net.or.jp/~sb9e-fksk/

コード進行スタイル・ブック

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2012-09-12 08:57
コード進行スタイル・ブック
成瀬 正樹 (著)

コード進行の具体例が豊富に載せられているのがよい。

作詞本のおすすめ

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2012-05-28 15:00
詞が書けないという人が多いのだが、以下の本はとても参考になる。

作詞本~言葉が歌になる~

共感と個性のバランス。
自分の言葉とは?
曲に乗せる言葉の特徴
など、とても興味深い。

SONAR X1の参考書

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2012-05-07 14:50
SONAR X1 完全攻略ガイド」がお勧め。

SONAR 7, 8とシリーズになっているが、いずれも分かりやすく、カラーが綺麗な参考書。1冊あると、SONARで音楽制作が一通りできるようになる。

夏休みお勧め書籍

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2009-07-05 14:16
西洋音楽史―「クラシック」の黄昏,岡田 暁生(著)
 音楽が時代背景とともにどのように変遷してきたのかが興味深く書かれている。音楽に限らず人間の芸術表現がその人の生きた時代に影響されており,歴史という時間の流れの中で作られてきたのだということを気づかせてくれる。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫),サイモン シン (著)
 数学が苦手だが、芸術表現に応用したい人が、数学の美しさや面白さを知ってもらうためによい書籍。筆者のシンは、フェルマーの最終定理をテーマとしたBBCのドキュメンタリーテレビ番組を制作したが、本著作はそれを書籍にしたもの。一般人には敬遠されがちで素人には難解な高度な数学を、徹底的に取材し、興味深く扱う表現力と構成力は目を見張るものがある。
 古代ギリシャのピタゴラスから始まり、17世紀のフェルマー、その後のオイラー、ガウス、ガロア、また日本人数学者の谷山、志村など数学の歴史を概観し、数学の魅力とそこに見られる人間のドラマが記述されている。
 古代エジプト人やバビロニア人が実用面で数学を利用していたのに対し、ピタゴラスは数学の持つ美しさに関心を持って研究していたとのこと。また、フェルマーは仕事は裁判所関係で、まったくの趣味で数学をやっていたので、業績を公表したり、名声を得ようなどとは思っていなかったが、息子が父のメモ書きを編纂して出版したため、フェルマーの最終定理が日の目を浴びたことも興味深い。

封印されたミッキーマウス ,安藤健二 著
 ミッキーマウスの著作権について、独自の取材に基づく興味深い結論が論じられている。
 1987年の滋賀県大津市の小学校生が卒業記念にプールの底にミッキーマウスの絵を描いたところ、ディズニーから著作権の侵害だとして抗議され、子供たちは作品を塗りつぶさなければならなくなった事件は、サンケイ新聞や週刊金曜日にも取材された話だ。この書籍は、その真相を追うと同時に、実はミッキーマウスの著作権は日本では、1989年に終わっており、すでにパブリックドメイン(著作権フリー)になっているとの指摘をしている。実際に、ファンタジア、ダンボ、ピーターパンなどのDVDが、ディズニーと関係のない会社からパブリックドメインとして500円程度で売られているが、ディズニーからクレームは一切ないとのこと。
 ちなみに、日本では団体名義の映画の著作権保護期間は公表後50年、ただしアメリカの戦前作品は敗戦加算で10年延長となっている。ミッキーの初登場映画「蒸気船ウイリー」は1928年公開なので、日本では保護期間が1989年に終わっている。ディズニーは著作権について厳しい会社として知られており、勝手に使ってはいけないものの代名詞としてミッキーマウスが語られることが多いので、これは意外な事実。
 ミッキーマウスは著作権的には日本ではパブリックドメイン、つまりフリーだが、商標登録されている。そもそもパブリックドメインの著作物は、誰でも自由に使う権利があるはずだが、商標登録して独占利用していいのだろうか。たとえば、ダビンチのモナリザをどこかの会社が商標登録して、独占利用することが許されるのだろうか。どうも知的財産権がらみの話は矛盾に満ちている気がする。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田 望夫 (著)
 GoogleやAmazonがYahooや楽天と大きく違う点の例から,Web2.0の面白さを解説している。インターネットのAPIでもアメリカベンチャーが一歩進んでいるのことを実感させられる。

日本文化の模倣と創造―オリジナリティとは何か,山田奨治(著)
 「オリジナル」が正しくて「コピー」が間違っているという既成概念を覆すユニークな本。現在の著作権の行使の行き過ぎに疑問を投げかける一冊。これからのデジタルメディアの時代にはこのようなモノの見方をぜひとも持って欲しいものです。

ワインの自由,堀 賢一 (著)
 ワインが難しいと思っているそんなあなたにお勧め。ワインに関する偏見,先入観,権威から自由にしてくれる1冊です。

「複雑系」とは何か,吉永 良正 (著)
 複雑系について,わかりやすく解説している良書.プロローグでは,ジュラシックパークの1シーンの例から始まり,読者をひきつけていく.これまでの科学的な手法を覆す複雑系の面白さが身近な例や歴史,応用の可能性などとともに描かれており,ぜひ読んでみたい1冊.

MNGプロジェクトのコピーレフトなアーティストたち―デジタルコンテンツの著作権とメディア革命―,久原泰雄(著)
 著作権に関する見方が変わる面白い本。デジタルコンテンツにコピーレフトの考え方を適用したプロジェクトの紹介。著作権の過度の行使が生み出す弊害やメディアの革命について書かれている。グーテンベルクやデジタルカメラの説明が面白い。
 MNGライセンスでコンテンツを提供しているkuhaLABO Art Archiveなどが紹介されている。
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