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ボカロ・コンテスト受賞作品

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イベント
執筆 : 
kuha 2012-07-16 19:49
本日、行われたボカロ・コンテスト表彰式で、三賞が発表されました。

ぺぺろん賞
【課題曲2】深々歌【VY1V3】
オリジナル作品賞
【初音ミク】夕射す町の海は凪ぐ【オリジナル】
ヤマハ賞
「Trust all heart」【VY1V3】【オリジナル】

受賞者、おめでとう。
東京工芸大学VOCALOID講座 ボカロ・コンテスト表彰式
特別対談 ぺぺろんP/虹原ぺぺろん × 大島治(ヤマハ株式会社)
(報道発表資料 2012年7月11日)

東京工芸大学では、7月16日(月・祝)に東京工芸大学VOCALOID講座ボカロ・コンテスト表彰式を開催し、特別企画としてVOCALOIDプロデューサーとして著名なぺぺろんPこと虹原ぺぺろん氏と、「VOCALOIDの叔父」こと大島治氏(ヤマハ株式会社)の対談を実施します。

東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科では、2012年4月に作詞・作曲の演習用ソフトウェアとして演習用PCのうち62台にVOCALOID3を導入しました。これを機に、開発元であるヤマハ株式会社の協力を得て、虹原ぺぺろん氏を講師に迎えて全3回に亘るVOCALOID講座を開講しました。約40名が受講し、VOCALOIDを活用した作詞・作曲手法を学びました。この講座の最終課題として、受講者を対象とした「ボカロ・コンテスト」を実施し、優秀作品の表彰式を7月16日(月・祝)に開催します。作品の上映と講評、各賞授賞に加えて、特別企画として虹原ぺぺろん氏と大島治氏の対談を実施します。

日時 2012年7月16日(月・祝)15:00~16:00
当日はオープンキャンパスを実施しています(10:00~16:00)。
オープンキャンパス展示を含めて自由に観覧できます。
会場 東京工芸大学中野キャンパス1号館1102教室
東京都中野区本町2-9-5 中野坂上駅より徒歩約7分
お問い合わせ先
東京工芸大学広報課:046-242-9600
観覧無料・予約不要です。当日会場にお越しください。

虹原ぺぺろん氏プロフィール
高校時代に音楽部に在籍し、独学で作曲法を学ぶ。2006年には同人ゲームの音楽制作を担当、オリジナル曲を多く残す。大学入学後に本格的にDTMを始め、2007年9月に初音ミクを購入、同年10月14日に動画投稿サイトに投稿を開始。現在に至る。
ニコニコ動画殿堂入り作品(10万再生以上)に「シルバーバレット」「Guilty Verse」「サテライト」他多数。本年
8月に1stメジャーアルバム「ReFraction -BEST OF Peperon P-」をリリース予定。

大島治氏プロフィール
1988年ヤマハ株式会社入社。SY77、MOTIFなどのシンセサイザーやサンプラーAシリーズの開発を経て2005年頃から企画マンに。
「VOCALOIDの叔父」を名乗りつつ、¬¬『蒼姫ラピス』『兎眠りおん』『リング・H・スズネ』などのライブラリを担当するyamaha+推進室 Y2プロジェクト 企画担当技師。
現在、産総研から技術ライセンスを受けた新商品『JobPlugin VocaListener』のリリース準備中。

インタラクティブメディア学科
これまでの芸術では、人は作品を鑑賞するだけの受け身の立場でしたが、最近では作品が人に反応する「双方向」「参加型」の表現が注目を集めています。CG、Web、広告、テーマパーク、ライブパフォーマンス、空間演出、電子楽器、デジタル玩具、福祉など多方面で「インタラクティブメディア」のニーズが急速に高まる中、インタラクティブメディア学科ではこうした新しい表現を創造する力を身に付けます。
CG、インタラクティブアート、Web、サウンドを4つの柱としており、サウンド分野ではMIDI音源、サンプリング、マスタリング、MIDIコントローラや電子楽器を使用して、コンピュータミュージックの基礎を修得します。

東京工芸大学 http://www.t-kougei.ac.jp/

ボカロ・コンテスト

カテゴリ : 
イベント
執筆 : 
kuha 2012-07-04 06:55
ヤマハと東京工芸大学インタラクティブメディア学科のコラボで実施されたぺぺろんPこと虹原ぺぺろん氏によるボーカロイド講座の締めくくりとして、ボカロ・コンテストが企画されました。

課題
楽曲作品に画像をつけて提出
(1)メロディ作品:課題曲(ボカロ講座で使用した伴奏WAVデータ7曲より選択)
 7つの課題曲から、任意の課題曲を選び、伴奏WAVデータとコード進行譜を使って、メロディと作詞を完成させる。
(2)オリジナル作品:すべての自作の楽曲
 自由課題はなるべく1分以内にまとめる。
・作品には、必ず楽曲イメージ画像をつけて、アップロードしてください。
・画像(写真,イラストなど)については、動画,静画であっても構いません。
・オリジナル画像を使用してください。
・資料は、講座で配布したフォルダー629HW-KOUGEIに入っています。

ボカロ・コンテスト要項
・(1)または(2)の作品をニコニコ動画にアップロード
・タグ【東京工芸大・ボカロ講座】
・参加資格 ボカロ講座受講者
・締切 2012年7月10日
・各賞 優秀賞1名/ヤマハ賞1名/ぺぺろん賞1名
  各賞に素敵な商品を用意しています。

発表授賞式
オープンキャンパスのイベントの一環として授賞式を行います。
・日時 7/16(月・祝) 15:00-16:00
・場所 東京工芸大学中野キャンパス1102教室(インタラクティブメディア学科会場)
・内容
  各賞授賞式
  作品上映、講評
  ゲストトーク、対談など
  出演(予定)は、人気ボカロP 虹原ぺぺろん氏、「ボーカロイドの叔父」こと大島治氏(ヤマハ)、など現在、計画中です。

授賞式の内容の詳細は、決まり次第、アナウンスします。
乞うご期待。
普段輪講以外ではなかなかお話しする機会がなかったのですけれど、
今回のゼミ飲み会のおかげで先輩方の人の良さなどを知ることができ、大変有意義な飲み会をさせていただきました。
ありがとうございました。

またこのような機会がありましたらよろしくお願いしますw

ボーカロイド講座

カテゴリ : 
イベント
執筆 : 
kuha 2012-06-30 09:25
ボカロPとして活躍しているぺぺろんPこと虹原ぺぺろん氏によるボーカロイド講座が以下の予定で開催された。

日時
6/22(金)18:20から
6/25(月)18:20から1時間半ほど
6/29(金)18:20から1時間半ほど
いずれも5限終了後1時間半ほどの時間

場所 デジタルスタジオ4L

約40名の学生が参加。
インタラクティブメディア学科の学生対象だが、他学部・他学科も受け入れた。
大学院メディアアート研究科 2名
映像学科 1名
アニメーション学科 1名
ゲーム学科 1名
マンガ学科 3名
メディア画像学科 2名
コンピュータ応用学科 2名

学年ごとのの人数は、1年11名,2年18名,3年9名,4年1名,院2名

出席者は、PC,デジタルメディアの基本的操作はできるのだが、作詞・作曲・DTM経験には差があった。

計3回の講座の内容は以下の通り。
第1回 VOCALOIDのエディター、各種パラメータ操作
 「鉄道唱歌」の入力練習。
 メインメロディの歌詞の入力と「しゅっぽ」のバックコーラスの入力。
第2回 伴奏データに、作詞してボカロ曲を制作
 バッハのメヌエットに歌詞をつける。
 宿題:"Someday My Prince Will Come"(白雪姫より)に歌詞をつけてボーカロイドで入力する。
第3回 メロディの創作
 慣用的なコード進行とリズムの伴奏パターンが与えれ、
 言葉のリズム、イントネーションからメロディを創作。
 コードの構成音からメロディとハモリを創作。

講座の資料の中にあった一節で、

 メロディは音楽的な語法を持たなくても誰もが心の中に育まれている。
 この誰もがもっている心のメロディを、ボーカロイドという新しい音楽語法で、あなたの音楽を創作してみる。

というのがあったのが印象的。ボーカロイドは歌詞を使うので、言葉からメロディという創作方法のツールとして使うこともできる。

そして、最終課題として、ボカロ・コンテストが企画された!
スマホは何を手がかりに音を聞き分けるか?
~メディア探索技術における音の分析方法について~

6/20(水)の総合メディア概論は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の泉谷知範氏でした。彼は私の大学院時代の後輩に当たります。彼の勤めるNTTの研究所は、工芸大の厚木キャンパスと車で5分程度の目と鼻の先なので、散歩がてらに来てもらいました。

意外と面白かったのが、NTTの会社組織の話です。NTTという会社は実は、事業をほとんどやっていなくて、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモなどの会社の持ち株親会社であるとのこと。唯一NTTが持っている事業所が、研究所だそうで、NTTの社員とは、ほとんどが研究所の社員ということになるそうです。

さて、泉谷氏は現在、音楽情報検索が専門で、スマートフォンなど携帯端末のカメラやマイクを利用して、音楽や映像の検索をする技術を開発しておられ、今回は,主に音を使って音楽やテレビ番組などを探索する実演デモなどで、最新の技術などを紹介し,そこで使われている音の分析方法の基本について解説されました。

CDの曲名やタイトルなどがネット経由で自動で入力される仕組みは、曲の秒数だけで検索しているそうです。

音の検索自体は、結構いろんなサービスがあり、mobion music(2011), Shazam(2008), あてメロ(2005-2007)などがあります。

音の検索の基本として、波形が違っても人間に聞こえる音は同じという根本原理を矩形波の例を使って実演しておられました。要するに人間は、波形を聞いているのではなく、周波数構成、スペクトログラムを聞いているのだという説明です。この事実は、改めて面白いですね。

さて、Aphex Twin の Windowlicker が紹介されていて、アーティストがスペクトログラムの中に画像を埋め込んだ音楽を見せていました。ノイズミュージックでは、有名な人です。

課題は、10年後のスマホはどうなっているかというもの。10年前には、現在のスマホはまったく予測不可能だったので、10年後のスマホって本当に分からないですよね。

特別講演:歌声合成技術VOCALOIDと新しい音楽

カテゴリ : 
イベント
執筆 : 
kuha 2012-06-13 10:19
ボーカロイドの生みの親であるヤマハの剣持秀紀 氏がインタラクティブメディア学科で講演を行ってくださいます。
ボーカロイドにまつわる興味深い話が聞けるはずです。ボカロ・ファンは必見(聴)です。

講演タイトル:「歌声合成技術VOCALOIDと新しい音楽」

概略:最近、歌声合成技術が注目を集めている。歌声合成システムを
使って作られた楽曲を好んで聴く人々も増えている。
本講演では歌声合成技術の歴史を紹介した後、歌声合成技術VOCALOID
の技術詳細について説明し、そこから生まれてきている新しい音楽の
流れについて考察する。

日時 6月13日水曜11:00-12:30(90 分)
授業名:「総合メディア概論」
講演場所:東京工芸大学厚木キャンパス 2号館1階 大講義室(211教室)

レビュー

話し声の合成と歌声合成は、それぞれ違うが、別の難しさがあり、いずれも難しいとのこと。楽器などの音はかなりコンピュータで再現できるが、人の声が最後の砦だそうだ。

「制作ツールが変わると、作られる音楽が変わる」ということの例として、ベートーヴェンのピアノソナタの音域を一覧して、ピアノの鍵盤数の増加と関係している点と、ミレニアムにちなんでレコード4社の提携企画として出された1970年から1990年までのヒット曲が収められたCD集「青春歌年鑑」の曲の推移が挙げられた。79年と80年の間に変化があり、YMOに代表されるテクノが音楽に影響を与えたとのこと。

ボーカロイドの出現で、音楽制作と視聴のあり方が大きく変わり、今は過渡期なのだという。

それにしても、歌手さんから歌声をサンプリングしてからライブラリーに仕上げるまでの調整が3ヶ月もかかるとは驚き。UTAUなどのフリーの歌声合成ソフトだと、ライブラリーもユーザが作成可能だが、ボーカロイドは品質維持のため、ライブラリー作成ツールは、公開しない方針だそうだ。

ところで、録音すべき音と音のつながりは、日本語だと500通りだが、英語は2500通りになるとのこと。そういうわけで、サンプリングベースの歌声合成は日本語が有利ということかもしれない。

作詞本のおすすめ

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2012-05-28 15:00
詞が書けないという人が多いのだが、以下の本はとても参考になる。

作詞本~言葉が歌になる~

共感と個性のバランス。
自分の言葉とは?
曲に乗せる言葉の特徴
など、とても興味深い。

SONAR X1の参考書

カテゴリ : 
図書
執筆 : 
kuha 2012-05-07 14:50
SONAR X1 完全攻略ガイド」がお勧め。

SONAR 7, 8とシリーズになっているが、いずれも分かりやすく、カラーが綺麗な参考書。1冊あると、SONARで音楽制作が一通りできるようになる。

エクセルで最大値検索など

カテゴリ : 
コンピュータ
執筆 : 
kuha 2012-03-18 08:20
エクセルで、ある項目の最大値をテーブルから検索する場合、配列数式を使うとよい。

=MAX(IF(検索する項目のセル範囲=検索する項目,検索する値のセル範囲)) と入力し、Shift+Ctrl+Enter で数式を確定すると、数式は { と } でくくられ、配列数式として機能する。

その後、rank関数を使って、項目の値の順位を決める。

最後に、rank関数の順位順に並べるには、VLOOKUP関数を使う。
たとえば、
=VLOOKUP(rankの順位,rank関数のあるセル範囲,表示したい項目の列順,FALSE)
などとする。

こうすれば、項目が最大値順に自動的に並べられるので、このセル範囲を「挿入」-「名前」-「定義」で定義して、「データ」-「入力規則」の「設定」タブの「元の値」を「=セル範囲名」としておくと、常に最大値順にソートされたプルダウンメニューから値を選べる。

これは、PHPとSQLでは頻出だが、データベースなしのエクセルだけでも、SQLのSELECT文みたいなことができる。
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